n8nにハマった。

「Zapierでいいじゃん」と思っていたんだけど、使い始めたら抜け出せなくなった。ギルドの事業でいくつかの自動化を組む中で、n8nの便利さが段違いだと感じてきた。

今回は、自分がよく使う機能を整理しておく。「n8nって聞いたことあるけど何ができるの?」という人にも伝わるように書く。

n8nってどんなツール?

シャンディ
シャンディ
一言でいうと「いろんなサービスをつないで自動で動かす」ツール。

n8nは「ワークフロー自動化ツール」。画面上でブロックをつなげていくだけで、「AがあったらBする」という自動化のフローを作れる。

わかりやすくいうと、こういうことが自動でできるようになる。

  • 毎朝9時にGmailのメールをSlackに通知する
  • フォームに入力があったら、スプレッドシートに記録してお礼メールを送る
  • ChatGPTに文章を渡して、返ってきた結果をNotionに保存する

プログラムを書かなくても動かせるけど、コードを書ける人が使うともっと細かいことができる。どちらでも使えるのがいい。

似たサービスにZapierやMakeがある。n8nとの違いは「カスタマイズの自由度」と「セルフホストできること」。費用をかけずに自分のサーバーで動かすこともできる。

n8nはノーコードでも動かせるし、コードを書いて細かく制御することもできる。「まずつないでみる」だけでOK。

どんなサービスとつながる?(コネクタの話)

シャンディ
シャンディ
n8nには400以上の「コネクタ」が用意されていて、有名なサービスはほとんどつながる。

n8nで言う「コネクタ」は、各サービスと連携するための部品のこと。Slackのコネクタを置けばSlackにメッセージを送れるし、Notionのコネクタを置けばNotionのページを作れる。

よく使われているコネクタをカテゴリ別に挙げると、こんな感じ。

  • コミュニケーション系 Slack、Discord、Gmail、Telegram、LINE
  • ドキュメント・データ管理系 Googleスプレッドシート、Googleドライブ、Notion、Airtable
  • EC・決済系 Stripe、Shopify、WooCommerce
  • 開発・運用系 GitHub、Jira、Webhookn、HTTP Request(APIが使えるなら何でも)
  • AI系 OpenAI(ChatGPT)、Anthropic(Claude)、Google Gemini

使いたいサービスが「コネクタ一覧」に載っていればすぐ使える。載っていなくても、そのサービスにAPIがあればHTTP Requestノードで自分で繋げられる。

インターン生
インターン生
Zapierにも同じようなコネクタがありますよね?違いは何ですか?
シャンディ
シャンディ
Zapierはつなぐだけ。n8nはその中でデータを加工したり、条件分岐させたりがしやすい。

Zapierは「AがあったらBする」というシンプルな連携が得意。n8nはその間に「データを整形する」「条件によって処理を変える」「複数のAPIをまとめて叩く」といった処理を挟みやすい。複雑なことをやりたいときほどn8nが強い。

よく使う機能①|定期実行(スケジュール機能)

シャンディ
シャンディ
「毎日〇時に自動でやる」を設定するのがスケジュール機能。

「毎朝9時に実行」「毎週月曜の朝に実行」「毎月1日に実行」といった定期実行を設定できるのが、スケジュールトリガー(Schedule)というノード。

設定はカレンダーアプリみたいに「毎日」「毎週」「毎月」から選ぶだけで動く。細かく指定したい場合はCron形式(時刻の指定方法)も使える。

自分が実際に組んでいる定期実行はこういうもの。

  • 毎朝8時:Claudeにその日の予定を要約させてSlackに送る
  • 毎週月曜:先週の売上データをスプレッドシートに自動集計する
  • 毎日0時:外部APIから最新データを取得してデータベースに保存する
  • 月初:前月の記事アクセス数をまとめてNotionに記録する

「毎朝手動でやっていた作業」がなくなる感覚が一番気持ちいい。

フローの基本形は「スケジュール → データ取得 → 処理 → 通知 or 保存」。まず試すなら「スケジュール → Slackに何か送る」が一番シンプルで動かしやすい。

スケジュール機能は「定期的にやっていた手作業」をそのまま自動化するのに向いている。まずは朝の通知系から作るとイメージがつかみやすい。

よく使う機能②|Webhook(外からの合図を受け取る)

シャンディ
シャンディ
スケジュールが「時間で動く」なら、Webhookは「出来事で動く」。

Webhookとは、「何かが起きたとき、自動で通知を受け取る仕組み」のこと。

n8nにWebhookノードを置くと、専用のURLが発行される。外部サービスからそのURLに通知が来たとき、フローが動き出す。

使い道の例。

  • フォームに入力が来たとき → 確認メールを自動送信する
  • Stripeで決済が完了したとき → 顧客情報をスプレッドシートに追加する
  • LINEでメッセージが来たとき → 内容をAIで処理して返信する
  • GitHubにコードが更新されたとき → Slackに通知を飛ばす

「何かが起きた瞬間にすぐ動かしたい」ものはWebhookを使う。フォーム・決済・チャットのような、リアルタイムで反応する自動化に向いている。

多くのWebサービスはWebhookに対応しているので、「そのサービスがWebhookを送れるか」だけ確認すれば繋げられる。

よく使う機能③|HTTP Request(APIを直接叩く)

シャンディ
シャンディ
n8nに対応コネクタがなくても、APIがあれば繋げられる。それがHTTP Request。

HTTP Requestノードは「外部サービスのAPIに直接リクエストを送る」ためのノード。

APIとは「サービスを外から操作するための窓口」のこと。WordPressのAPIに「記事を作って」と送れば記事が作られるし、ChatGPTのAPIに「この文章を要約して」と送れば要約が返ってくる。

n8nのコネクタ一覧に載っていないサービスでも、APIさえあればHTTP Requestで繋げられる。「n8nが対応していないから無理」という場面がほぼなくなる。

実際の使い方。

  • WordPress REST APIで記事を自動投稿する
  • ChatGPT APIに文章を渡して処理させる
  • 社内ツールのAPIからデータを引っ張ってくる
  • LINE Messaging APIでメッセージを送信する

認証(APIキーの設定)もn8n側でできるので、APIキーさえ持っていればすぐ動かせる。

フロー内でHTTP Requestを複数つないで「複数のAPIをリレーする」組み方も自然にできる。たとえば「スプレッドシートからデータを取得 → ChatGPTで整形 → WordPressに投稿」という流れを、全部n8nで作れる。

よく使う機能④|Googleスプレッドシート連携

シャンディ
シャンディ
スプレッドシートはデータの起点にも終点にもなるから、自然と使う頻度が高くなった。

n8nにはGoogleスプレッドシート専用のコネクタがあって、読み取り・書き込み・行の追加・削除が全部できる。

最初だけGoogleアカウントとの連携設定が必要だけど、1回やれば全部のフローで使い回せる。

よく使うパターン。

リストを1行ずつ処理する
スプレッドシートに顧客名やURLのリストを入れておいて、1行ずつ読み取って処理するフローが作れる。「一覧を元に何か一括でやりたい」ときに便利。

結果を自動で書き込む
フォームの回答や、APIから取ってきたデータをスプレッドシートに記録していく。スタッフが後から確認できる形にするために使うことが多い。

条件で行を絞り込む
「特定の列の値が〇〇の行だけ取得する」みたいな絞り込みもできる。

Googleフォーム + スプレッドシート + n8nの組み合わせは、費用ゼロで作れるわりに実用的なデータ管理の仕組みになる。

スプレッドシートをデータの「起点」にするか「終点」にするかで設計が変わる。リストを処理するなら起点、結果を記録するなら終点。

よく使う機能⑤|OpenAI(ChatGPT)連携

シャンディ
シャンディ
フローの中でAIに判断させると、ルールだけでは無理だったことが自動化できる。

n8nにはOpenAI専用のコネクタがあって、ChatGPTのAPIをフローの中で使える。APIキーを設定するだけで動く。

テキストの生成・要約・分類・翻訳など、ChatGPTでできることはそのままフロー内に組み込める。

自分が実際に組んでいること。

問い合わせの自動分類
フォームに届いた問い合わせをAIで「製品について」「請求について」「その他」に分類して、担当者に振り分ける。単純なキーワードマッチでは難しい「文章の意味で判断する」処理がAIで自動化できる。

メタディスクリプションの自動生成
記事の本文をAIに渡して、「120字以内でメタディスクリプションを生成して」と指示するだけ。記事の量が増えてきたときにかなり助かる。

チャットへの自動返信
LINEやSlackのメッセージを受け取って、文脈に合った返信内容をAIに作らせて送信する。

ルールベースの自動化(「〇〇という文字が含まれたらAする」)では対応しきれない「テキストの意味を読む」部分をAIが補ってくれるので、組み合わせると自動化の幅がかなり広がる。

まとめ:n8nはまだ全然使いこなせてない

シャンディ
シャンディ
使い始めると「あれも自動化できるのでは」が止まらなくなる。

今回まとめた機能は、n8nの入り口にすぎない。

他にも条件分岐・エラーハンドリング・サブワークフロー(フローをフローから呼び出す)など、使い込むほどできることが増えていく。ギルドの事業の自動化を積み上げながら、またまとめていくつもり。

手作業が1つ減るたびに、その時間が別のことに使えるようになる。AIの活用で自動化できなかった部分が自動化できるようになり、n8nはそのためのツールとして、かなりいいポジションにあると思う。