今更きけない？失敗しない写ルンですの撮り方

レンズ付きフィルム、写ルンです

よく使い捨てカメラと呼ばれている「写ルンです」ですが、実際はカメラではなく「レンズ付きフィルム」という位置付けなの知っていましたか。

現像する際にお店にだした場合、フィルムと写真、又はフィルムとデータが手元に返却されますよね。

実はこれ、使い捨てカメラという表現、つまり「カメラ」を名乗ってしまうと、カメラ本体を返却しないといけなくなります。多分法律的に。

分解したカメラを返すとか、そもそもカメラを分解するとかそのあたりを有耶無耶にするため、レンズ付きフィルムと名乗ることでそれを回避してるようです。

ちなみにインスタントカメラであるチェキは1枚あたりの値段が安く買っても60円ぐらいしますが、写ルンですも本体と現像代いれるとだいたい１枚60円ぐらいします。意外とみんなが意識していない事実。

写ルンですの仕様

そんな豆知識はさておき、写ルンですのカメラとしての仕様を知っている人は意外と少ないと思います。

自分もどこかにメモしておかないと忘れそうなので、ここに記載。

・ISO400
・レンズ32mm
・F10
・シャッタースピード1/140秒

iPhoneXは確かレンズ28mmだとかどこかで聞いた気がするので、ProCam等の設定値をイジれるカメラアプリを使えば似たような設定値で撮影できそうですね。

写ルンですのフラッシュ使わないとどうなるの？写ルンですのフラッシュはいつ使うのか 以前、こちらのブログでご紹介した失敗せず写ルンですを撮る方法。 https://sha...

写ルンですで失敗しないために

撮影距離

表記されている通り写ルンですの撮影距離範囲は「1m～無限遠」です。

どういうことかというと、1m以上離れて撮ればピントがあうということです。

よく現像してからがっかりする写真として、ピンボケしているものがあると思いますが、これは近寄りすぎです。

1m以内で撮影してしまうとピントが合わない写真になってしまいます。

あえてピントが合っていない写真を撮りたい！って上級者以外は、まずは撮りたいものから1m以上離れることをオススメします。

指の位置

せっかくのいい写真もレンズに指がかかってしまうと台無しです。

自分自身が撮影するときはもちろんのこと、誰かにカメラを渡して撮影してもらうときも指の位置に気をつけてもらいましょう。

ワクワクした気持ちで現像したとき、この失敗が一番悲しくなると思います。ほんとに。今まで何度泣かされてきたか。

明るさに注意

「写ルンですは味がでる写真」「失敗はない、全ては写ルンですだから撮れる写真」というような話はよく聞きますが、ここまでくるともう何を写したかったのか不明ですよね。

フラッシュ焚きましょう。

デジカメやスマホのカメラとは全然違うので、室内なら間違いなくフラッシュ焚いたほうがいいでしょう。

外でも基本は晴れ以外はフラッシュを焚いたほうがよいです。

ちなみにフラッシュが届く範囲は3mなので、3m以上離れて撮る場合はもう晴れの時以外は基本暗い写真になってしまうと覚えておきましょう。

晴れた屋外でも木陰の下だと暗くなってしまうので注意。

いろんな種類の写ルンです

写ルンですPREMIUM KIT II

先日、成田空港で見つけたこちらの写ルンです。

宿代とか100円単位でケチるくせにこーゆーのは衝動買いしちゃうよね。

今回の旅、なんかしらんけど写ルンです5台もポケットに入ってる。#タビイク #タビカメ pic.twitter.com/P7IrQNnCiV

— シャンディ@ジョージアでゲストハウス (@Shandy_Life) September 5, 2018

中身は通常の写ルンですなんですが、ケースとストラップがついているというもの。このとき5台の写ルンですをもって海外に行ってましたが、「ケースに入れているカメラが使用中」という意識で使えるので、途中でどれが使用済みで、どれが未使用かとか混ざらずに便利でした。

そして何よりも見た目がかっこよく、ぶら下げていると評判も良かったです。商品名は写ルンですプレミアムキットII、限定品だと思われるので、いいなと思った方はお早めに。

写ルンです 1600 Hi-Speed

高感度フィルムを採用したタイプの写ルンです。

上述した写ルンですはISO400でしたが、こちらはISO1600。シャッタースピードも1/140秒から1/200秒に。

どういうことかというと、多少暗くても撮れちゃうよってことです。フラッシュが届く範囲を3mと紹介しましたが、こちらの場合は6mまでいけます。

最初から暗い場所や屋内での撮影が多い場合はこちらを選んでおくといいかもしれません。写ルンです1600 Hi-Speed。

写ルンです 防水タイプ

こちらはケースが防水になっているタイプ。少し値段はあがりますが、水中でも写真を撮れるすぐれもの。

今みたいにGo-Proといった防水のデジカメが主流ではないころ、重宝しました。懐かしい。今でもたまに使ってます。写ルンです防水タイプ。