なんとも久しぶりのブログ更新に。
ここ数年はコロナ禍も終わり、旅ができるようになり、コロナ禍では旅を広めることに需要がないこともあり「どこでも働けるようになること」を発信していましたが、ここ最近はあらためて「若者に旅を広める」と、自分のやりたいことができる世の中にもどりました。
いまは全国の大学生たち200名近くと一緒に旅を広める「TABIPPO学生支部」というものにかかわっております。
今回はその学生メンバーたちにメッセージを送るつもりの意味も込めて、自分たちが作りあげるイベントの「集客」を通じて、自己を成長させてほしいなとこの記事を書いています。
イベント集客における“アウトプット”の重要性
「若者に旅を広める」ため、TABIPPO学生支部では日々いろいろな方法を使って「旅」と向き合い、旅を広める活動をしています。
その1つの方法として、「イベント」を通じて旅を若者に広めています。
このイベントの成功はどこかというと、来た人たちに満足してもらうことはもちろんのことですが、そもそもどれだけいいイベントを作ってもきてもらえないと意味がないため、まずはイベントの存在をどれだけの人に届けられるかが、成功に向けて重要です。
そのためイベントの成功には必ずしも集客がついてまわります。この集客活動自体が実はいいかえると“アウトプット”であり、その過程で自分自身も大きく成長できます。
単にイベントの告知をするだけでなく、自分の考えを整理し、行動に移し、行動に移したことでイベント情報が届いた人たちの反応を真摯に受け止め、改善しながら、発信力を磨くことで自己の成長へと繋げましょう。
アウトプットすることで得られる3つの成長効果
1. 自分の思考が整理される
例えば、「なぜこのイベントを自分たちが開催するのか?」といった動機や、「誰に参加してもらいたいのか?」といったターゲットの明確化が必要になります。このプロセスを経ることで、ただのイベント紹介ではなく、自分の中でイベントの軸がしっかりと固まります。
- 「実施するイベントを通じてあなたは何を伝えたいのか?」
- 「イベントに参加することで、参加者がどんな体験を得られるのか?」
これらをまずは言語化できてない時点で、イベントの魅力はなかなか相手には伝わらないです。ましてや周りの友達だけでなく、SNS等の顔の見えない相手には、届いたとして、なんの魅力も伝わらないと思います。
2. フィードバックを受けることで成長できる
アウトプットすると、必ず周囲から何かしらの反応があります。それが「興味がある!」というポジティブなリアクションでも、「少しわかりにくい」というフィードバックでも、すべてが次のアウトプットに活かせます。
具体例:
- SNS投稿に対して「楽しそう!」というコメントがつけば、自信につながります。
- 逆に「ターゲットが誰なのかわかりにくい」といった意見があれば、次回の投稿内容を見直すきっかけになります。
「伝わらないやつには伝わらなくて良い」というスタンスでは、本当に届いてほしい人に届かず身内の優しさに甘えたイベントになってしまう可能性があります。
不特定多数に届けたいのであれば、アウトプットの回数を重ね、そこで得られたフィードバックを受けながら改善を重ねていきましょう。
なお、「無反応」も立派なフィードバックです。自分たちが起こした行動に対してなんの反応もないというのは、一番ダメージがでかいですが、それも踏まえてフィードバックとしてとらえるのが大切です。
3. 自分の“発信力”が磨かれる
イベントの集客では、参加者の興味を引く言葉選びやビジュアルの工夫が非常に重要です。
今だとインスタグラムのフィードやストーリーズを使って集客をすることが多いと思いますが、ビジュアルの質やキャッチーな言葉が投稿の効果を大きく左右します。ただ情報を流すだけではなく、「いかに目を止めてもらい、読ませるか」を意識しましょう。
最初から上手くいくことは稀です。投稿を繰り返すうちに「どんな言い回しが反応を得やすいのか」「どうすれば興味を持ってもらえるのか」が少しずつ見えてきます。
1回SNSで告知投稿しただけで「人が集まらない」と言っている学生をよく見かけます。いわゆるインフルエンサーと呼ばれる存在の方々ならまだしも、単なる一般人が1回の投稿で不特定多数の「届けたい人」に情報を届けるのなんて不可能に近いです。
そんなインフルエンサーでもない一般人なのだからこそ「想い」が大切になってきます。なぜそれをやるのか、どうすればその「熱い想い」が届くのか。全力で日々考え、改善していきましょう。
思考停止で同じフライヤーを使い回し、「とりあえず投稿」しているだけでは変化は起きません。(もちろん、何もしないよりはマシですが。)
重要なのは、継続的に発信し、改善を重ねることです。
地道に発信を続けるうちに、少しずつ“伝え方”が上達し、結果的にイベントへ興味を持つ人も増えていきます。
SNSでの告知は、一朝一夕で成果が出るものではありません。しかし、「何者でもない自分」だからこそ、自分の言葉で想いを言語化し、地道にアウトプットを続けていきましょう。
実際のアウトプット方法について
1. SNSで定期的に投稿する
XやInstagramに代表するSNSは、イベントの告知や情報共有には最適すぎるツールです。ただし、前述したとおり単発での投稿だけでは不十分です。
各種SNSでの投稿の方法や戦略についてこそ、自分たちで工夫して考えるところだと思うので、今回の記事では割愛しますが、以下のことがないようにだけはしましょう。
- その投稿だけ見てもなんのイベントかわからない
- イベントに興味をもったのに申し込みまで行けない
- 自分中心になりすぎてイベント場所が何県かすら不明
少なくとも、イベントの概要や開催目的、自分がなぜそのイベントに関わることになったかの思いの部分、主催者としてのメッセージ等は小分けして何度も発信するようにましょう。
2. SNS以外の手段について
1. ポスター/フライヤーの掲示・配布
ターゲット層が集まる場所(カフェ、図書館、大学、ジム、商店街など)に依頼してポスターを貼ったり、フライヤーを配布、置かせてもらう方法。
協力してくれる場所に置くのではなく、「どこに置けば効果があるのか」をちゃんと考えることが大切です。
フライヤーは見た目が命なので、ビジュアルデザインにこだわり、QRコードを付けて詳細情報へ誘導しましょう。
2. 口コミ・知人紹介
なんだかんだ口コミの力はどんな時代でも強力です。信頼できる人からの情報は参加のハードルを下げます。
「頑張っている友達がいるから」と想いを伝えてもらうのも大切ですが、「紹介してくれた人にも特典がある」などの仕組みを作ると効果的です。
話題にあがりやすい仕掛けをつくることや、過去にイベントに参加した人や、関係者に依頼して、実際に参加してどうだったか、その感想をSNSに投稿してもらうことなど、根回しもきちんとしましょう。(勝手にやってくれるいい人ばかりではありません)
3. コミュニティの活用
大学生であれば部活やサークルなども立派なコミュニティです。それ以外にもFacebookに代表される似たような好みの人が集まるグループであったり、オンラインサロンのような趣味趣向が似たような人が集まる場所。
他にもイベントが開催される自治体等のリアルな掲示板であったり、ジモティなどのオンラインの地域コミュニティ型の掲示板、オンライン/オフライン問わず告知ができる場所は探せばいくらでもあります。
今まで参加したイベントのLINEグループなんかもきっといくつかはあるのではないでしょうか。
大前提で、告知が禁止のコミュニティ等には投稿しないよう気をつけてください。
4. 既存のイベントに参加して宣伝
「旅が好きな人に届けたい」のであれば、既存の旅が好きな人が開催するイベントに参加して友達をつくることや、主催者に事前に連絡して告知の時間をもらうのも1つの手だと思います。
「まだ旅にでたことない人」や、「旅に興味がない人」に届けたいのであれば、少し頭をやわらかくして、「なにか面白そうなことを探している人はどんなイベントにくるのか」等、自分たちが主催するイベントに来てもらいたい人たちのことを妄想して、その人たちはどこに集まるのかを考えてみましょう。
旅に興味ない人であれば、留学に興味をもっている人、サッカーが好きで海外のチームも応援してる人、等。
コミュニティの活用と同様に、あたりまえのことですが「別イベントの勧誘が禁止されている」ようなところで勧誘しないように。コソコソやったところで、いい結果がでる訳はないので、事前に主催者に連絡しておくのが一番よいかと思います。
アウトプットはイベント成功の第一歩、そして成長の原動力
「イベントを成功させたいなら、まず自分が積極的に発信してみましょう!」
この一歩を踏み出すことで、イベントの成功だけでなく、自分自身の成長も実感できるはずです。アウトプットを通じて、新たな可能性を広げてみましょう。