Setlogとは?Z世代で流行中の2秒動画アプリを使ってみた
さすが流行るだけのことはある。
2秒の動画を1時間に1回撮るだけのアプリ。さすがに1時間に1回は面倒だと思っていたけど、実際にやってみたらついついあげてしまう楽しさがあった。
今回はZ世代に流行中の「Setlog(セットログ)」を実際に使ってみたレビューと、学生団体を運営する自分だから見える「マーケティングでの使い道」まで考えてみました。
Setlog(セットログ)とは?1時間に1回、2秒だけ撮るアプリ

Setlogは韓国発の日常共有アプリ。仕組みはシンプルで、毎日1時間のあいだに2秒の動画を撮る。これを1日続けると、自分と友達の2秒動画が時系列でつながって、その日1日のVlog(動画の日記)が勝手にできあがる。
特徴はこのあたり。
- 動画は加工できない。撮ったままが共有される
- カメラロールに保存してある動画は使えない。「今」しか撮れない
- グループは最大12人。ログはグループに参加している人しか見られない
BeRealをやっていた人なら、だいたい想像がつく世界観だと思う。ただし縛りの強さが違う。
BeRealは通知から2分以内に撮らないと「遅刻」扱い。Setlogは毎時、1時間以内ならいつ撮ってもいいので、縛りが緩くて続けやすい。
K-POPスターが使い始めたのをきっかけに韓国で火がついて、日本のアプリストアでも連日上位に入っている(出典:Business Insider Japan, 2026年)。
使い方で楽しさが全然違った。3パターン試した結果

実際に3つのパターンで試してみた。結論から言うと、このアプリは「誰とやるか」がすべて。
1人でやると、ただの横動画のvlog
最初は1人で始めてみた。感想を正直に言うと、ただの横動画のvlog。
悪くはない。1日の終わりに自分の2秒動画がつながったログを見返すのは、日記としてはアリ。ただ1時間ごとに撮る必然性があまりなくて、それなら普通に動画を撮って編集した方が早い。1人で使うアプリではないと思った。
2人でやると、カップルの「日常連携」に化ける
これが想像以上によかった。
お互いの「今」が1時間ごとに2秒だけ届く。テキストで送り合うと重くなりがちな日常報告が、2秒の動画なら負担ゼロで続く。会っていない日でも、夜には相手の1日がVlogになって残っている。
「今日何してた?」という会話が要らなくなる感覚。カップルの日常連携ツールとして本当に優秀。
ただし噂によると浮気監視の効果としていれているカップルがいるとかいないとか。怖い世の中。(参考画像はただの協力してもらった友人です)
一番楽しいのは、旅行中の「1日限定メンバー」
個人的なベストはこれ。旅行中に、その日一緒にいるメンバーでグループを作って1日だけ回す使い方。
同じ場所にいるのに、全員の視点が微妙に違うのが面白い。誰かは食べ物ばかり撮っていて、誰かは景色、誰かはメンバーの変顔を撮っている。夜に見返すと、その日の旅が全員分の視点でつながった1本のVlogになっている。
旅が終わったあとに見返せる「お土産」にもなって、この楽しさは体験した人にしか伝わらないと思う。
学生団体を運営する自分が考える、Setlogのマーケ活用

自分は「旅するアカデミー」という学生団体を運営していて、Z世代のSNSの使い方を日常的に見ている。その視点でSetlogを触ると、マーケティングでの使い道が2つ見えてくる。
インフルエンサーの「1日まるごと覗き見」配信
インフルエンサーが1日限定でSetlogのログを公開して、「今日1日を覗き見できます」とやる企画。
作り込まれた投稿が並ぶ今のSNSでは、「本人の素の生活」への需要がどんどん強くなっている。2秒×十数本の無加工の日常は、この需要にちょうど刺さる。1日限定という締め切りがあるから、「今日中に見ないと消える」という拡散の起爆剤にもなる。
実際に実験的にやったインフルエンサーとのsetlogは、きらきらした発信ではなくパソコンの前で数時間悩んでる姿があった。これぞリアル。
観光地域のPR×学生の旅
もう1つは観光×学生の施策。PRしたい観光地域を学生に旅してもらって、その様子をInstagramやTikTokにリールとして上げてもらう。
実際に旅するアカデミーでは、学生が地域に滞在して旅の様子を発信する取り組みをやってきた。ここにSetlogを組み合わせると、「観光PVっぽくない、生の温度感がある素材」が1日分まるごと手に入る。作り込んだリールよりも、2秒動画の連なりの方が「行ってみたい」に近い感情を動かすことがある。
もし「うちの地域でもやってほしい」という自治体や事業者の方がいれば、学生に声をかけるので気軽に連絡してもらえると嬉しい。
正直な懸念。BeRealよりセキュリティ意識が要る


いいところばかり書いてきたけど、懸念も正直に書いておく。
BeRealでは、無加工の写真から自宅や生活圏が特定されるセキュリティ事故が何度も話題になった。Setlogでも同じことは確実に起こると思う。若者がそんなことを気にせず使い続けるのも、BeRealのときと同じ。
ただSetlogにはもう1段階の注意点がある。グループ全員の動画が1本のVlogにまとまる仕様上、動画をまとめて投稿・共有できてしまう。つまり自分が撮った2秒が、知らないうちに他のメンバーの投稿として外に出ている事態が起こり得る。
自分の投稿範囲だけ気をつけていても、グループの誰かが外に出せば意味がない。Setlogでは「誰とグループを組むか」が実質のプライバシー設定になる。
ここはBeRealより一段高いセキュリティ意識が要るポイントで、使うなら最初にグループ内で「外に出すときは一声かける」と決めておくのがおすすめ。
まとめ。それでも流行ると思う

実際に使ってみて、Setlogはさらに流行ると確信した。
1人だとただの横動画のvlogで終わるので、試すなら2人以上で。カップルなら日常連携に、旅行なら1日限定メンバーで回すのが一番楽しい。撮る前に1秒だけ「これ外に出ても大丈夫か」を考える癖さえつければ、いま試す価値のあるアプリだと思う。
最後にお知らせ。自分が運営する学生団体「旅するアカデミー」では、学生が地域に滞在して旅の様子をSNSで発信する取り組みを続けている。「うちの観光地を学生のリアルな目線でPRしてほしい」という自治体・事業者の方がいれば、学生に声をかけるので気軽に相談してほしい。依頼はいつでもお待ちしています。


