はじめての世界一周
明日から世界一周いってきます。
思えば世界一周という単語にはじめて触れたのは20歳のころ。
サークルの先輩が大学を退学して世界一周に飛び立った。
その当時、海外旅行もろくに行ったことのない大学生だった自分には縁のない話だった。
帰国後の先輩の話も当時の自分としては衝撃的な内容で、
「インドの長距離バスでウ○コ漏らしたからパンツを窓から捨てた」
「マンホールは売れるから基本的にマンホールの上は歩かないこと、落ちるから」
といったことを笑いながら聞いていた気がする。
あれから12年、何がどうなってこうなったのかわからないけど、旅業界というニッチな世界に身を置きながら毎日を過ごしている。
仲間たちと一緒に旅と写真をテーマにした団体Photripperを立ち上げて、旅人の写真を集めて全国のゲストハウスや旅行代理店で写真展をしたりポストカードを作ってもらったりした。
旅を扱う旅行会社「地球探険隊」でグランドキャニオントレッキングや、ウユニ塩湖ツアーの引率をやったりなんかもした。
最近ではひとり旅をしたいけど不安で一歩踏み出せない人たち向けの企画「タビイク」で、引率としてタイに学生たちと一緒に行って毎回最高の旅を作り上げている。
他にもオンラインベースの旅人コミュニティ「全日本旅人会」を立ち上げたり、旅好きの学生の支援のため「タビゼミ」を運営したり、とにかく自分の周りには旅が溢れている。
そんな旅業界に身を置きながらも、今回まで世界一周をしたことがなかった。
旅にハマったのが学生時代後半と遅めであり、卒業後に企業で働きながら長期休みを利用して旅をしていたから、そもそも自分の人生で世界一周ができるとも思っていなかった。
人生何が起こるか本当にわからない。定年まで同じ会社で働くつもりで就活をして入社した会社を辞めた。
時間ができた。もう言い訳はできない。
色々と計画した結果、航空券を出発3日前にとるという無計画さ。「何しに行くの?」という周囲の声。
特になにか目的があるわけでもない、そんな感じの世界一周。
最近は旅に出るにのにテーマやら理由やらを求める傾向にある気がしているけど、旅に出るのに理由なんていらない、旅がしたい、それでいいんじゃないかなと。
特別な人にしか行けない、学生みたいに時間がある人しか行けない。そんなことはないんじゃないかな。
そんな旅に出る理由を、旅に出る言い訳を探してる人たちの一歩になればいいなと思いこのブログを書くことにしました。
オーストラリアを旅していたときに出会った旅人から言われた一言。
「Take It Easy(気楽に行こう)」
よかったらブログという媒体を通して僕の旅にお付き合いください。
1人でも多くの人に自分の旅の体験が届き、「あぁ、旅って気軽にいけるもんなんだ」って伝わればいいなって、そんな思いから世界一周ブログランキングにも参加することにしました。よかったらポチッと押していただければと思います。